【家族会議】住まいの検討
今日は最近週1で奥さんと家族会議をしていることについて書きたいと思います。
家族会議
子供が生まれたことをきっかけに、夫婦お互いの職場通勤・親の子育て支援・教育等に対する考え方について意見交換し、今の住まいを変更するかどうか議論しています。
・親の家に近い方が良い!
・赤ちゃん連れて車通勤1時間は無理!
だから、今の住まいから引っ越したいという妻。
一方、僕は、
・妻の言い分は分かる
・ただ、引越し先から「僕」が通勤すると、職場が今よりかなり遠くなるので車両購入が必要となる可能性あり(電車でも行けないことはない)
・また、通勤時間が長くなるということは出社時間が早くなる、帰宅時間が遅くなる、ということであり、家族の時間が今よりも減るかもしれない
などなど、対立側の立場でいました。
家族での合意形成に必要なもの
このままでは感情的な不毛な議論を繰り返してしまうと感じた僕は、ディシジョンメイキング表を作成することを提案しました。お互いが納得のいく最適な案を、根拠を可視化し、導き出したかったからです。お互いが何に固執しているのか、何なら妥協できるのか、どの程度なら妥協できるのか、等を全て洗いざらいしたかったのです。
ディシジョンメイキング表とは、お互いが大切だと思う「観点」を洗い出し、それぞれの観点に対し比較評価を行い、何をもって最終判断を下したか(何を重視したのか)を表すマトリクスのことを指します。星取表とも言いますかね。
「まるで職場での仕事だ・・」と感じつつも、ポカーンとしている妻へ目的と内容を説明し実践しはじめました。
家族会議ならではの工夫
まずは観点の洗い出しからスタートです。ハートのポストイットを用いて、思いつくままに観点を記載し、机に貼り付けていきます。例えば、家賃、間取り、通勤時間、子供の託児所までの距離・値段、などなどです。
(ハートのポストイットがいっぱい増えていくのを見てると、僕自身も思っていたより楽しみながら取り組めました。)
そしてそれらをグルーピング化していきます。最終的に僕たちの家族では次のようにグループ分けされました。
・Money(家賃、生活費などはどうか)
・Work(通勤手段、働く時間などはどうか)
・Place(住まいの周辺施設は何があるか、住み良いか等)
・Kids(託児所はどこか、習い事はどこで何ができるかなど)
・Lifestyle(1日の中で家族と過ごす時間はどの程度確保できるかなど)
ここまで出来ればあとは実際の引越し候補地と現在の住まいのデータを記入していけば表自体は完成となります。
所感
意外とこうしたツールを用いることで家族と円滑に議論を進めていくことができました。妻がこうしたツールに抵抗を示さなかったことは救いですね。
職場の同僚の話を聞いてみると、戸建購入の際には同じように進めているという話もちらほら聞けました。案外どこの家庭もやっているのかもしれませんね。不要な口論を省けるだけでもメリットありますので、大きな買い物・大きな決断を迫られた際には今後も活用していきたいと思います。