439日記

思索したり、試作したり、失策してばっかりだったり。

社長の言葉を聞いて感じたこと

みなさんの勤める会社の社長はどんな方でしょうか?

よくメディアに出没されますか。怒りっぽいですか。優秀ですか。

優しいですか。厳しいですか。

 

僕の場合、社長に対し「雲の上の存在すぎて実在しているイメージがない」という印象を持ってます。だって8年勤めてきて入社式に会った以来なのですから。

 

そんな弊社社長の最近の言葉を聞いて

社内のコミュニケーションツールを通じて社長の言葉を聞く機会がありました。とても印象的だったことについて書きたいと思います。

 

社長は、苦しんでいた

若かりし頃のエピソードトークを聞いてとても共感したことがありました。

「社内には失敗することを望んでいる人が多い」

既存の業務そのものを変えようとした時の反対勢力が多かったり、支援してもらえなかったり、後ろ指をさされたり、色々あったようです。既存の業務には一定の目的があり、それをいかにうまく成し遂げるかに注力する方が多いのでしょう。それを急に変えると言われると、今までの存在価値を否定されてしまう!と思ってしまうのかもしれません。

僕はこの話を聞いて、僭越ながら、まさに今の自分とピタリと一致すると大きく共感しました。もう、首がもげそうになるくらい。

何をするにしても文句や指摘が飛んでくる職場で、誰も率先して動こうとしない。「提案した人が責任を持ってやれ」という文化になってしまい、そのため誰も提案したがらないようになり保守的で鈍重な組織へとなってしまったのです。このような労働環境において自らのモチベーションを維持することに苦労をしていたところ、社長の話を聞いて「諦めたくないな」という闘志が少しだけ湧き上がりました。負けず嫌いというのは大きな原動力になるのでしょうね。

 

リーダーに求められること

「前例を踏襲しない。前例無視。」

やや強めな表現に思えました。そうまでして伝えたいことは何だったのか考えてみると、やはり古臭い今の慣習を打ち破りたいのだと僕は思いました。どこの会社も同じかどうかわかりませんが、基本的には「性善説」というか、過去を正当化する傾向が強いと思います。

・(なんでこの設計思想か分からないけど)今までしっかり設計してきたはずだ

・(結果が芳しくないけど)過去実績から問題ないはずだ

考え方を変えるというのは本当にしんどいことです。他人は変わりませんからね。なので、マネジメントを変えていくために社長はリーダーシップに関しても今なお苦悩しているのだと思います。 

また、「前例無視」にはリスクや責任が付きまといます。前例を重視しすぎた結果、リスクや責任を取ること自体が出来なくなってしまいます。今でさえ再発防止やらウルサイですからね。

今の慣習を打ち破ることは手段であり目的ではないことに注意しながら、これからも何を為すべきか考え行動していきたいです。

 

僕も、もう少しだけ、頑張ってみよう。