439日記

思索したり、試作したり、失策してばっかりだったり。

「ミリオンダラーベイビー」を観て

前半の爽快感とは打って変わって、後半はなんとも心苦しくなる映画でした。

 

特に二つ印象的な点がありました。

 

1. 母親の存在

お母さんのために買ってあげた家。だけどお母さんからは罵られ、お金を要求される。

それでも耐えて仕送りは続けていたようですが、事故後は変わりました。本人の心の余裕も無いところに、娘よりもお金を優先する母親についに愛想をつかせました。

 

僕にはこれがとてもリアルに思えてならなかった。

僕の育った家庭環境の影響でしょうか、何故か想像してしまうのです。いつか、こんなことが僕の周りで起こってしまうんじゃないかって。。。そう思うと苦しくなります。

 

2. 生きること死ぬこと

過去の栄光(人生のピーク)があったからこそ、死んでもいいと思える人生。当時の記憶が、感動が、薄れていく前に人生を終わらせたいといった言葉は、人生のピークがもたらす心理的な支えは相当大きいなと感じるとともに、現在とのギャップにもまた、大きく悩まされるのでしょう。辛いです。

 

いま、自分の心の支えって何でしょうか。

過去の栄光かもしれません、家族かもしれません、恋人かもしれません、趣味かもしれません、経済的余裕かもしれません、、、。

 

いつ何が起こるか分からない。

だったら。せめて。

毎日、眠りにつく前に、ありがとうを言ってみよう

(翌日の仕事のことは翌日考えればよいのだから)