439日記

思索したり、試作したり、失策してばっかりだったり。

親との向き合い方

今日は自分の思いを整理するためにエントリします。

背景

恥ずかしながら、僕はこれまで両親(特に父親)とは高校の頃くらいからずっと仲違いをしています。

お互いにとって、いつも些細なことがトリガーとなって喧嘩へと発展します(社会人になるまでは一方的に怒られるだけでしたが)。

これまで積み重なってきた両親に対する思いが、今回も、GWの帰省時に膨れ上がりました。

 

今回「話があるから帰ってこい」と言われたのに、何も話し出さず、終いには何故か機嫌を悪くしている父親がいました。機嫌を悪くすると別の部屋へ姿を消しました。

その後、母親から、「あんたの態度でお父さんは怒ってるのよ。謝りなさい。」というようなことを言われ、僕が反論する、、、といったどうしようもなくしょうもないやりとりでした。

 

子は親を見て育つといいますが、

父親が怒りに任せて退職した姿や、公衆の面前で激昂してる姿や、父親が母親を怒鳴り散らしている姿や、大晦日に帰省してきた弟に対して「帰れ」と言い放つ姿を見て、僕は育ちました。そのような中で僕の親に対する尊敬の念はそれほど醸成されなかったのは事実です。ポジティブに言えば、「親に頼らない生き方を」と反面教師として頑張ってきました。

違和感

僕は親と口喧嘩をする度に、

「(父親に)ありがとうと言ってきなさい。」

「あんたは周りの人のおかげで今があるでしょう。何でも自分一人で出来ると思うな。」

「あんたは自慢の息子なんだ。もっと親に対して優しくなれないのか。」

「(あーだこーだ言わないで欲しいという僕のコメントに対して)親とはそういうもんだ。」

というようなことを言われるのですが、「違和感」が払拭できないでいるのです。

 

僕の抱く違和感とは、主に以下の3つです。

・なぜ僕は親を割れ物を扱うみたいな接し方をしなければならないのか。

・なぜ「ありがとう」は強要されるのか。

・なぜ「あんたが優しくなりなさい」と常に僕が批判されるのか。親は自分の非を認めないのか。

僕の期待する親とは

地方の大学進学を機に単身生活を送りはじめたので、親元を離れてかれこれ12年ほど経ちました。その際に、いろんな人と会い、いろんな国に行き、仕事をし、世界の広さを感じました。

その中で育まれた僕が期待する良い人間(=親には良い人間であってほしかった)とは、

・いくつになっても真摯で、勉強熱心で、成長している

・仕事だけでなく、家庭を大切にし、ワークライフバランスが高いレベルで実現できている

とりわけ「真摯であること」が難しいです。

相手を批判する精神性は、真摯さ・謙虚さの欠如だと考えているので、自分の親がそういう人間であることを、僕は受け入れられていない(だから反発を繰り返す)んですよね。

もちろん僕が全てを手放し、許せるようになれば喧嘩など起こらなくなるでしょうが、どうしても出来ないです。もう、悪い面しか見えなくなってしまったからです。

これからの親との向き合い方

とはいうものの、これから僕も結婚したり、新しい家庭を築いたり、親を介護したりとライフステージが変わっていくため今までのように単に反発していればよい状況ではなくなってきました。

相手は変わらない、変えられるのは自分だけ。

本音では悔しいの一言です。いくら反発しても、僕の思いを何も汲み取ってもらえなかった。これからも変わらないんだろうと半ば諦めの気持ちも入ってしまいます。

 

「ああ、なんであんな息子に育ったのか。」などと今頃思われているのでしょう。

 

そう思われていたとしても、いつか一方的に許せられるように、今日はとびきり大きな深呼吸をしたいと思います。