習い事を考える
こんにちは、シサクです。
出産間近な奥さんと一緒に子供の将来について話し合うことがあります。
そこで出てくる「習い事」
ネット検索すると水泳、そろばん、書道、英会話、ダンス、、、などなど。
お金もかかりますよね〜。近所のインターナショナルスクールですと小学生で月10万ほど。際限ないとはまさにこういうことか、と思いつつ奥さんの顔色を伺うと。
奥さん「将来的には子供2人欲しいからインター入れるとなると月20万必要だね」
僕「」
無理です。絶対無理です。そもそも本当に効果あるの?!ということで調べていたら面白い資料を見つけたのでご紹介します。
習い事をしていればそれで良いのか
下記リンクはベネッセ教育総合研究所というところの資料です。
要点をまとめると、
- 「生活習慣」「学びに向かう力」「文字・数・思考」の3つのスキルがある
- 「生活習慣」を身につけることで、「生活習慣」「学びに向かう力」「文字・数・思考」の力が育っていくことが明らかとなった
- 保護者が子供の「思考を促す」態度をとることで、子供の「学びに向かう力」や「文字・数・思考」の育ちにおいて大事な役割を果たしていることが明らかとなった
(http://berd.benesse.jp/up_images/textarea/research3684_paper.pdf)
こういう資料を見ると、専門家が大切だと思っている指標が明確になっているのでとても参考になりますね。
生活習慣の大切さ
「生活習慣(トイレ・食事・挨拶・片付け等)」という基盤があってこそ、その他のスキルが育っていくという点が興味深いです。単にお金をかけて高い習い事をさせているから子供は優秀になるということはなく、あくまで家庭学習が基本だよなぁと冷静になれました。
効果検証のススメ
上記データは1460名から4年間に渡りアンケートにて追跡調査をした結果です。
質問紙は4点法ですかね。家計管理と同様、こうした記録を残しておくことは重要ですね。特に、人の能力のような指標がよく分からないものでもこうしたデータを参考に定量化していければ、PDCAが回しやすいように思います。
僕の習い事を振り返って
僕自身の経験(水泳、ボーイスカウト、進研ゼミ。中高の部活は除く)から習い事の効果を振り返ると、残念ながら「やってよかった」か分かりません。それは「とりあえず通っていたヤラサレ感」があったことが大きいです。それほど記憶に残っていないんですよね。
社会人になって振り返って思うのは、「目標を自ら立てて、達成手段を考え、計画的に努力する」行動習慣を小さい時から身につけたかったですね。
水泳なら25m泳げるようになる!平泳ぎができるようになる!とかなんですけど、こうした成長プロセスをあまりにも無意識的にやっていたのが勿体なかったなーと思うのです。
子供はそんなこと考えられないので、大人が「思考を促す」必要がある。
ああ、なるほど、それが学びに向かう力なのか、と納得したのでした。
まとめ:習い事を考える
習い事は手段のはず、習い事が目的であってはならないと考えています。そのように考えると、以下の3つの問いに対し夫婦で答えられるようにしておきたいです。
- 習い事はどのステージにおけるどのスキルを伸ばすためにあるのか?
- 習い事は家庭では得ることのできない経験を提供しており、その経験が子供にとって有益かどうか?
- 親として「思考の促し」等、どんなサポートをしてやれるか?
夏休みの良い学びでした。